あなたの名字のルーツは?
高崎です。
日本の名字のルーツに関する本を読んでいて、興味深かったのでブログに書きます。
佐藤→鎌倉時代に武家が領地の農民に名字を与えていったことから広まった
他にも「藤」のつく名字の場合は、武家由来のことが多いそう
鈴木→熊野信仰(※)から生まれ、信者に広く名字を与えたことが由来
鈴木→熊野信仰(※)から生まれ、信者に広く名字を与えたことが由来
※熊野では、刈り取って束ねた稲を「すすき」と呼び、神が降りてくるとされた
西日本に鈴木が少ないのは、熊野信仰が東日本中心に広まったため
宇井・榎本もその一族
◎地形性(土地の地形から名字にしたもの)
田中→田を管理する中心人物、または田んぼの近くに住む人
◎地形性(土地の地形から名字にしたもの)
田中→田を管理する中心人物、または田んぼの近くに住む人
東北地方ではそれほど米がとれないため田中が少ない
山本→山の神の元で神事を行う人、または山のふもとに住む人
山口→山の入口に住む人
新田→新しく開梱した土地
石田・岩田→石や岩が多い開拓地が由来
山本→山の神の元で神事を行う人、または山のふもとに住む人
山口→山の入口に住む人
新田→新しく開梱した土地
石田・岩田→石や岩が多い開拓地が由来
松田→「神を待つ」意味の願掛けで、田の近くに松を植える地域があり、そこから名字をとった
高橋→高い橋の他にも、神の降臨を願う「タカハシ(天と地を結ぶ階)」の意味もあった
加藤→加賀の藤原氏が始まり。
後藤→藤原氏の後裔
佐々木→滋賀県の佐々木という土地にに源経頼が住んで、佐々木を名乗ったところから
吉田→「良い田」から生じたものの他に、葦田が「悪し田」に通じることを嫌って「よし」に変えたものがある
中村→「中心となる村」「分村に対する本村」という意味で全国に中村という地名があり、そこからとられた名字
山崎→「山の稜線の先端(山裾が突き出した地形)」から地名になり、そこからとった
宮本→「神社のふもとにすんで神に奉仕する人」が由来
◎方位性(東・西・南・北・上・下という概念からつけたもの)
上村、北山など。
東西南北上下の他にも、十二支を表す文字も方角を示すため、
例えば都市の南東に住んでいたので「辰巳」という名字の例もある。
◎沖縄は特に、そのまま地名を名字にする傾向が強い(安室、金城、島袋など)
ちなみに、アメリカでは地名や台風などに「ジェーン」「エドワード」などの人の名前をつけるのに対し、
日本人は自然や地名から名字を頂いている(ほとんどの名字には自然物が含まれている!)という点もおもしろいですよね。
ちなみに、アメリカでは地名や台風などに「ジェーン」「エドワード」などの人の名前をつけるのに対し、
日本人は自然や地名から名字を頂いている(ほとんどの名字には自然物が含まれている!)という点もおもしろいですよね。
【出典】