高崎圭悟 執筆ブログ

『ハイスコア 人生は最大限を目指すゲーム』著者 株式会社REAL JAPAN代表 高崎圭悟のオフィシャルブログです。

「会社の看板」を取っ払ったら、あなたは誰?【原稿一部公開】

役割と自分を同一化してしまうワナから抜ける

 

会社や職業などの、〝属性〟を取っ払ったら、あなたは誰でしょう?
ふだん自分がしている、「自己紹介」の内容を、ちょっと思い起こしてみてください。
仕事の話、職業の話はどのくらいの割合で出てきましたか?
では、仕事や会社(もしくは出身や、年齢等)の〝属性の〟話をせずに、自分はどんな人間か、 語ることはできますか?
「こんなことを大事にし(価値観)、こんなビジョンがあって、理念はこうです!」ということを、 1時間以上、語れますか?

 

僕はSEをやっていましたが、当時、この〝属性〟の話を封印して、自己紹介をしてみようと 思ったら......
言葉が出てこなくなってしまい、「Who am I !?」となってしまいました。これは衝撃でした。 「職業と自分を、同一化」していたことに気づいたんです。
言い換えると、自分に「SE」というレッテルを貼っていたんです。
みなさんは、どうですか? 「私は、看護師です。」「私は、主婦です。」のように、
役割と自分を同一化していませんか?


僕が着けている時計は、僕そのものではありません。
あなたが着ている服は、あなたそのものではありません。
僕はSEという仕事をしてましたが、SEは僕そのもの ではありません。
あなたがしている仕事は、あなたそのものではないわけ です。

「仕事」という属性をとったら、あなたは誰ですか?

その職業である前に、ひとりの人間です。
人間という価値ある存在を、職業、もっと言えば「社会 の役割」に成り下げてしまう必要は、ないわけです。